30歳代〜60歳代以上男性が何らかのEDがある
▼30歳代〜40歳代のED
若い年代のEDも目立つ。30歳代〜40歳代のEDが多いのに驚かされる。性情報が氾濫している一方で、EDに悩むとは何か「ちぐはぐ」である。若い年代のEDの原因には圧倒的に身体、精神的ストレスである。性欲が一番高まる時期であるにもかかわらず、性欲の低下も出現してくる。注意しなくてはならないのが性欲の有無である。人一倍性欲があるにもかかわらず、いざという時に性行為に支障をきたす場合は医師の診察が必要だ。しかし何事も心配しすぎるのは却ってストレスを増加させ、EDを悪化させる。この年代のED漢方治療薬は単に精力増強剤的な漢方薬では効果が不十分であり、各個人の「ストレス度や消耗度に合わせた漢方生薬の配合が必要」である。
▼50歳代〜60歳代のED
50歳代〜60歳代のEDは、大方「歳だから仕方がない……」と半ばあきらめがある。しかしそうではない。腎精を補い、気血を共に補い、気血のめぐりを良くし、脳を活発化させ、精神状態を安定させることによって、半ばあきらめかけていた性能力が見事に復活する。
▼60歳代以上のED
元来、バイアグラやシアリスが登場するはるか大昔から、中国漢方医は延々と時の皇帝などの精力を維持するためにいわゆる秘薬を考案してきた。いわゆる「房事専門のお抱え医」が存在した。それらの「秘方」は代々受け継いでこられている。80歳を過ぎても性行為を楽しんだ時の権力者は数多いのである。 |