めまいは、くらくら するめまい、ふわふわ するめまい、回転性の激しいめまい、たちくらみ のめまいなどがあります。
西洋医学では、めまいの原因は体のどこかに故障があると考えるのですが、東洋医学、漢方の世界では体の中の水の巡りの悪さが原因として考えられることが多いです。体の中にたまっている悪い水を排出したり循環を整えたりしてめまいを解消します。
漢方によるめまいは、貧血によって大脳に栄養が流れない血虚(けっきょ)のめまい、水分の代謝が悪く内耳に水がたまる痰湿(たんしつ)のめまい、基礎代謝が悪く冷えが強い腎陽虚(じんようきょ)のめまい、血流が悪いオ血(おけつ)のめまい、自律神経の昂ぶりによる肝火上炎(かんかじょうえん)のめまい、手足のほてり、口の渇きのある腎陰虚(じんいんきょ)のめまい、コレステロール、中性脂肪の高い痰濁(たんだく)のめまいなどがあります。
一般的にめまいによく効くとされる漢方薬を見てみましょう。実際にこれが処方されるかどうかは、医師または薬剤師の判断によるところが大きいですが、相談にいく前にどういった漢方薬が使われる可能性があるかという参考程度に読まれてみてください。
めまいによく効く漢方薬というものはとても数が多いのです。どれを選んだらよいのかと一般の方ではとても区別のつくものではありません。適当に「眩暈」という症状が書かれているものを選べば必ず効くという認識は間違っています。そのあなたの症状の状態と、体のコンディションや、体質的なものや、体格など、多くのことから判断していかねばなりません。副作用の問題もあり、漢方薬を選ぶということは実際はとても難しいことなのです。 |