手術や外傷によるEDからの回復
ED の原因の一つに手術や外傷による影響というものがあります。
直腸がんによる切除手術、前立腺がんや膀胱がんにおいての摘出手術などを受けた事がある人は、EDになりやすいと言われています。
以前のがんの治療と言うのはなるべく広範囲の部位の切除と言うことが行われていました。
これは再発防止と言う目的からみれば避けられないとも言えますが、どうしても勃起機能に障害を残しやすいのです。
最近は勃起機能に留意して、神経や血管を残すように手術を行うようになってきています。
しかし手術や外傷によるEDを防ぐのはなかなか難しいのが現状です。
このような部位の手術を行う事がわかったら、担当の医師と良く話し合い、EDになる可能性や防止策などを理解しておく事が必要です。
外部からの物理的な影響は手術に限った事ではありません。
例えば骨折や交通事故などによってもEDが起こる事もあります。
特に事故などで骨盤を骨折したり、脊髄の損傷を起こした人などはEDになりやすいと言われています。
ただ外傷によるEDの場合は、個々の神経の反射機能によって個人差はあるものの、傷の回復と一緒にEDが治る事もあります。
患者さんが若い場合には、特にEDの治療薬の効果が高く、EDの症状が無くなる事もあると言われています。 |